美で町を活性化「岡崎 直さん」

美容室ZEN

岡崎 直 さん

業種:美容師

美容師の仕事とは

大船渡での生活はどうですか?

もともと大船渡出身で就職で埼玉とかに出たこともありましたけど、この土地での生活が長いからこんなもんかなって感じで不便なく暮らしていますよ。欲を言えば震災前と比べてスーパーの開いている時間が震災後の方が短いので仕事が11時頃に終わることを考えたりすると長く開けてもらえると嬉しいですね。

仕事内容を教えてもらえますか?

仕事は美容師なのでシャンプーしたりカットしたり、カラーだったりパーマかけたりと美容業務全般です。
成人式の時はヘアセットまではやります。その後着付けとかはやれるところが限られていて、この辺だと陸前高田に着付け室っていうことで、専門のスペースが設けられていたりするんですよ。スペースに関係なく着付けのスキルがある人の有無とかも関係してきます。

今の仕事に就いたきっかけを教えてもらえませんか?

もともと高校卒業したら進学の予定ではあったんですが、父親が倒れたこともあって働こうと思ったんです。当時は陸上部に所属して勉強は疎かにしていたこともあって、何しようか悩んだりもしてたんですが、テレビで美容師の番組を見て自分が床屋に行って思い通りに切れたことはないし、思い通りに切れるようになったらどんなに素敵かなって思ってこの道に進もうと思ったのがきっかけです。
きっかけがそういう感じなので、カットする前のヒアリングはなるべく多くの意見を集めて思い通りの髪形を表現するように心がけています。お客さんも思い通りだと笑顔で帰ってくれるので、お互いに嬉しいですからね (笑)。

仕事で大変だったことは何ですか?

やっぱりカットのように技術を身に付けることですかね。
美容師ってセンスのあるところが売れているみたいなイメージあるかもしれないですけど、実際センスよりもカットとかは努力した量なので仕事前、仕事後の練習がどれだけ出来るかによるんですよね。
都内だと終わる時間が遅かったりもするので開店前の朝から練習していたり、地方だと仕事終わりに練習していたりしますね。
ある程度一人前になるまで大体3年はかかるんですが、最初はシャンプーから入って、そこからカラー、パーマのようなアイロンって言う感じで段階的に練習するんです。
カットは一番最後なんですけど、色んな種類のカットがあったりでそれが一番苦戦するんです。

今後挑戦してみたいことはありますか?

今やってみたいことが2つあるんです。
1つは海外の店舗がいくつかあるので、そこで海外の人相手にカットの挑戦をしてみたいです。日本人と違ってストレートな意見が来るかもしれませんが。
もう1つは自分たちの会社の休みが火曜日なので山形や郡山で沢山の美容師さんを集めて勉強会みたいなのをやっているんですけど、そういうのに参加していきたいですね。

子供の頃と大人になってからの職への考え方の変化を教えてもらえますか?

子供の頃は単純な考え方かもしれませんけど、働けばお金を貰えるっていう感じだったと思います。
ただ今になってみると、僕らみたいなリピーターを必要とする仕事だとお客さんに喜んでもらえないとお金を頂き続けることは難しいと実感させられますよね。
それにこういう商売だと町の中にも沢山の同業者が居るので、意識しているわけではないですけど他の業種と比べると秀でたものが必要とされる職業だと思います。

今の自分の性格と仕事はフィットしていると思いますか?

お客さん相手で言えば必ず相手によって変えます。
リピーターを得る為にも自分のスタイルだけを推すのは相手にも失礼ですし、何より喜んでもらいたいですからね。
ただ変えられるからフィットしているのか言うと、現在はフィットするようになったのかもしれませんね。色んな勉強も含め経験を経て今にフィットするようになったと思います。

今後の理想像とかはありますか?

今、僕はこの地域のエリアマネージャーをさせてもらってるんですが、今後昇格する上で技術的なスキルはもちろん経営面のスキルも身に付けて経営サイドのバックアップをしていきたいですね。

進学や異動で色んな場所で仕事してきたんですが、最初に入社した時にオーナーに言われた言葉がずっと印象に残っているんです。
それは「どこにいても上手い人は上手いんだって」と言われたんです。大船渡に居ようが東京に居ようがスキルは上げられるんだとそれを聞いて思ったんですよ。

この仕事の魅力を教えてもらえますか?

この仕事は接客業の為、お客さんの反応が分かり易いです。
お客さんが来店されてからすぐにコミュニケーションが始まるので、そこからが自分のスキルの見せ所になります。
直に言葉を頂くので相手に感謝し、自分が感謝されるような高い志を持てる仕事だと思います。