人の集まる電器店にしたい「古内 美穂さん」

有限会社古内電器商会

古内 美穂 さん

業種:電器屋

電器屋という仕事とは

電器屋さんのお仕事はどんな仕事ですか?

主人の実家の、いわゆる「まちの電器屋さん」です。
テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの電化製品を販売・配達・修理をしています。
最近では、お風呂やトイレ、台所のリフォームなど「家」に関わる、沢山のモノやサービスを販売・提供しています。

私は結婚がきっかけで店に入り、店番、チラシ作成、電池や電球の交換・配達などを担当しています。

仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

言われたことはすぐやるようにしています。

理由は、言われたことをすぐやることで、お客様の信用に繋がるからです。

例えば、お客様から「いつでもいいので電池を配達してください」と依頼があったら、すぐに配達することで単純に忘れないですし、信用に繋がります。

お客様からの信用が仕事に繋がるので、とても大切にしています。

今までで苦労した経験、大変だったことは?

経営のことを考えなければいけないということです。

会社勤めであれば毎月一定のお給料を貰えるかもしれませんが、自営業は売上が少なければお給料も少なくなってしまいます。シビアになるけれども、一方で意識は高く持つことができます。

やったらやった分だけ自分のお給料も上がるので、やりがいがあります。
やりがいがあるからこそ、続けられる仕事だと思います。

仕事をしていて喜びに感じることを教えてください。

商品を配達したり修理することでお客様に喜んでもらえるのはもちろん喜びです。もう一つ小さいことかもしれませんが、毎月、私が古内電器通信というチラシを作成して配っているのですが、通信を見て下さったお客様が「いつも通信見てるよ、頑張ってね」と声をかけて下さるのは嬉しいです。

震災がきっかけで、街全体が暗くなってしまって、明るく楽しくなるようなことをしたいという想いから主人の母がお店で料理教室やパン教室を開催しています。

震災後、私もこのお店に入り、手伝うようになって、このお店を沢山の人が集まれる場所にしたいと思っています。

これからやってみたいこと、目標を教えてください。

商店街全体で人が集まるようなことがしたいです。マルシェであったり、フリーマーケットをやってみたいですね。

ご年配の人はもちろん、若い人も足を運んでくれるように、お店の内装をオシャレにして工夫をしています。少しでもお店の名前を知ってもらえるように、今後もイベントを企画したいです。

中高生にこの仕事の魅力を伝えるとすると。

様々なお客さんと深く関わることができることが魅力です。

実際にお客様のお宅に伺って、そのお客様の家族構成や間取りを実際に目で見ることができます。これは、普通の家電量販店ではあり得ないことで、例えば、「知らない人に家の中を見られたくないから古内さんのお店で買って配達してもらいたい」とか「留守にするけど勝手口の鍵開けとくから勝手に入って工事しといてね」とか言ってもらえると、とても信頼されているようで背筋がピンとのびます。

商品を売りっぱなしにしないので、買ってもらった家電がある限り、そのお客様やご家族とずっと繋がっていることは、この仕事でないと味わえない魅力だと思います。

仕事はご自身の性格に合ってると思いますか。

合ってると思います。

「与えられた場所に生きている意味を見つけられない人はどこに行っても満足ない」という言葉を大切にしています。与えられた仕事や業務に対して「自分には向いていない」「後継ぎだから仕方ない」と不満を言えばキリがないと思いますが、与えられた場所で「ここで自分には何ができるのか」を常に考えて行動し、「そこに必要な人間」に自分からなっていくことが大切だと思います。