目立つことなき味方「新沼 克将さん」

MS岩手株式会社

新沼 克将 さん

業種:保険店頭販売員

保険の営業マンという仕事

保険の営業マンのお仕事はどんな仕事ですか?

MS岩手株式会社という会社で保険商品をご案内しています。中高生、大学生には馴染みがないかもしれませんが、車や建物などの損害保険や生命保険、医療保険など取り扱っています。お客さまのところへ訪問し、商品の説明から契約手続き、事故があればその対応までやっています。

働くために地元・気仙に帰ってきたのはなぜですか?

学生時代は東京で過ごしていたんですが、都会や人混みが好きになれなくて。幼い頃から田舎で人の温もりに触れて育ってきたので、やっぱり地元がいいなと思って帰ってきました。長男なので、両親のそばにいる必要もありました。
東京は隣近所の人との交流があまりなくて、でもここだとそれがある。仕事で初めて会う人と話していたら、実は共通の知り合いがいたり、繋がっていたりっていうこともあります。気仙の魅力は人にあると思います。人を相手にする仕事なので、ここで働けることは幸せですね。

今の仕事を選んだきっかけはなんですか?

きっかけは震災です。それまでは水産会社で主に全国の市場へ魚を売っていました。親族に保険の仕事をしている人がいるんですが、震災後、そこにたくさん人が集まってきたんです。なぜだか分かりますか?突然家も何もかも失って、とりあえず保険に入っていたはずだ、と。家族の安否を確認したら、その後はとにかくお金がいる、先立つものが必要だと。その一人一人から話を聞いて、調べて、中には入っていた地震保険でまた家が建てられると涙を流す人もいました。こういう風に誰かを守るっていう方法もあるんだって初めて知りました。すぐに転職しました。

今までで苦労した経験、大変だったことは?

実は、今の会社に入る前に、北上で3年間修行をしました。保険の「ほ」の時も知らない状態からスタートしたので、勉強が一番大変でした。自分もわからないものを誰かに売るわけにはいきません。難しいことを簡単に伝えるのってけっこう大変なんです。

仕事をする上でのこだわりはどんなところですか?

一言で言えば、お客さまの安心。保険って「収入」と「支出」のバランスが大切なんです。たくさんお金をかければ、その分内容が充実しています。でも、保険のために生きているわけではありませんよね。一人一人に合う内容をじっくり話し合いながら形にしていかなければいけません。何かあった時にどういう守り方ができるのか。出せるお金も、求めることも、条件も、みんな違います。
保険は、人に不幸があった時のことを想定しています。辛いことではありますが、無くては困るものなんです。それは震災の時に目の当たりにしました。そんな辛いことがありながら、それでも感謝していただけた時にはやりがいを感じます。少しでもお守りすることができたって。
誰かのために何かをやってあげたい、やらなきゃいけないという使命感が強い方なので、今の仕事は自分に合っているんだと思います。自分が本来やらなくてもいい頼まれごとに時間を費やすことに抵抗がなくて。そういう意味でも向いているんじゃないかと思っています。

これからやってみたいこと、目標を教えてください。

目標はお客様の立場になり、サービスの提供を通じて安心と安全をお届けすることです。個人のお客様はもちろんのこと、法人のお客様でもそれぞれ直面している危険も違います。今、自分に出来る最高の提案活動が出来るように日々勉強していきたいと思います。何年後にこうなりたいと思うよりは、1週間後にこれを出来るようにする、というように目の前の課題を解決していくことにしています。

新沼さんが子どものころ、働くということをどう考えていましたか?

子どものころは教員になりたかったです、父が教員だったので。でも、子供の頃はあまり働くということがよく分かりませんでした。

今の仕事の一番の魅力は何ですか?

この仕事は、とにかくいろんな業種の方々とのお付き合いができます。その分、世界が広がります。まさに一期一会。この仕事をしていないと出会えない方がたくさんいます。それがとても楽しいですね。