職人さんに育ててもらってます。「小山 貴史さん」

給排水設備会社 ライフ工業株式会社

小山 貴史 さん

業種:営業

営業の仕事とは

気仙での生活はどうですか?

以前からそうですが、震災以降も気仙地区から若者が減っている印象が強く、若者が戻ってくればより活気づくと思います。震災復興というとこで建設業を始めとした多くの方々が気仙へいらっしゃるので、そういう意味では活気づき良い事だとは感じます。私の場合陸前高田市出身ですが、震災以降地元に貢献したいということで戻ってくる同級生が何人かはいますが、内陸に比べるとUターン率は低いと感じます。

休日の過ごし方を教えてもらっていいですか?

気仙管内では若年層が遊ぶ場所が少ないので、友達と食事をしたり、盛岡に行くことが多いです。連休など時間がある際は、旅行が好きなので東北各所の観光地へ足を運びます。最近では、会社に会津出身者がいる事もあり、会津地方の東山温泉へ旅行へ行ってきました。風情がありとても良い土地でした。

気仙管外の人に管内の魅力を伝えるとしたらどんなことがありますか?

海がきれいで魚介類がおいしいのはもちろん魅力です。震災以降気仙へいらっしゃった方々の新たな活動や起業等が最近は増えており、新しいことにチャレンジしやすい環境も魅力の一つです。
また、復興関連の仕事で管外から来た方々が、管内では触れる機会の少ない知識や食べ物を提供してくれることもあり、気仙管外の様々な文化を学べる点も魅力的です。

仕事内容を教えてもらえますか?

会社自体は給排水設備の仕事で、加えて浄化槽の維持管理などを行っています。その中での私の仕事は企業や工務店などを訪問し、浄化槽の設置を検討している所に出向き、それらを説明する営業の仕事です。また、海水を陸地まで送水し真水にすることで氷を作る製氷設備の仕事も承っています。

弊社に就職するまでは大学で心理学について勉強し、盛岡で別の仕事で内定は貰っていましたが、震災で衰退した環境に少しでも貢献できたらということで戻ってきました。営業の仕事は自分達の意見を主張するだけでは契約を取ることが難しいので、大学で学んだ心理学の「相手の気持ちを汲み取り考える力」という点で、今は役立っていると考えています。

仕事で大変だったことを教えてもらえますか?

もともと工業系の勉強をしてきたわけではなかったので、入社時は設備図面の見方からの勉強でした。図面を理解し説明しないといけないので、それが最初の関門でした。

その後は職人さんとの信頼関係を築く事に努力しました。相手は自分が入社する以前から何十年も働いている方々で、信頼以前に相手にされないこともあるので、認めてもらえるよう一生懸命に仕事しました。やがて信頼を得られるようになると教わる知識量が増え、本当に勉強させていただいています。

今後やってみたい業務はありますか?

今は営業という職種ではありますが、段々と設計や図面作成の仕事も覚えていきたいと考えています。営業の仕事の中でも、お客様からのリクエストが可能かどうかの判断が出来るようになるので、そういった知識を深めていきたいです。

子供の頃と大人になってからの職への考え方の変化を教えてもらえますか?

子供の頃は自分の望む仕事に簡単に就いて働けると思っていましたが、好きな仕事があったとしても就活や試験があり、様々な問題をクリアしなければならないという事が分かるようになりました。私がそうだったように、震災のような環境の変化によって変わってくる事もあると思います。

今の仕事に自分の性格はフィットしていると思いますか?

正直まだ3年目なので分からないです。営業を担当するようになりまだ1年少々ですし、その前に担当した現場での仕事も楽しく好きな分野でした。しかし、この仕事が好きで今後も続けていきたいと思える仕事である事は間違いないです。

この仕事の魅力を教えてもらえますか?

大震災という辛い経験をした環境ではありますが、復興で浄化槽の整備件数も増えているので、街が復興していく様子を間近で見守りながら貢献できるのは大きな魅力ではないかと考えています。
今後復興が進む中で一生懸命取り組んでも結果が出るもの、出にくいものはそれぞれあるとは思いますが、誰かが見ている事を忘れずにこれから就職する方には諦めずに頑張ってもらいたいです。